- 2018.07.03
フードマイスター奥島と行く! 食材巡りの旅②~木田農園編~
「フードマイスター奥島と行く! 食材巡りの旅」は、近郊でとれた食材を作っている方の元へ実際に足を運び、その食材について「知る、見る、味わう」を体験し、食材を生かした一番おいしいメニューを考案したい! と言う思いからスタートしました。
2回目は、札幌農家直売所「とれたす。」を経営する木田農園の木田さんの元へ伺いました!まずトマトを栽培しているハウスを案内していいただきました。
木田さんが栽培するトマトは約10品種。大玉トマト(りんか、麗夏、麗旬など)、中玉トマト(Mr.浅野のけっさくなど)、ミニトマト(アイコ、イエローアイコ、プチぷよなど)、合わせて約350株。他にも試作品種の栽培も積極的に取り組まれているそうです。
苗の間にバジルを植え込むのが木田農園流トマトの育て方。木田さん曰く、「ハーブは病害虫を防ぎ、作物の味を良くしてくれる」のだそうです。
トマトとバジルが一緒に楽しめることもあり、家庭菜園にも活かせますね!
木田さんは、完熟してから収穫する事をモットーとされています。
しかし、完熟で収穫する事は大変難しい作業だそうで、時には水にあたった部分が傷になってしまう事もあるそうです。
傷のついてしまったトマトはどうなるんだろう……とお伺いしたところ、
「傷がついてしまったトマトも、味は全く変わりません。ソースやスープの材料としての需要がありますので、無駄にはしません」とおっしゃっていました。そんな木田さんがおすすめするトマトを使ったメニューは、「トマトの無水夏野菜カレー」。
トマトの水分で炊くと野菜の旨味たっぷりのカレーに仕上がるそうです。これからの暑い日にピッタリなメニューですね!続いて、ブロッコリー畑に案内していただきました。
ブロッコリーを中心に手掛けていらっしゃる萩中農園の萩中さんにもお越しいただき、色々とお話しを伺いました。
萩中さんの畑では、ジェットドーム、おはよう等の品種が栽培されています。
取材時はまだ成長途中ということでしたので、木田農園さんでちょうど収穫時期を迎えたスピードドームと呼ばれる品種を拝見しました。ここで質問です。皆さんがいつも食べているブロッコリー、この部分が何かご存知ですか?
実は花蕾(カライ)と呼ばれるブロッコリーの蕾の部分なのです。
あの小さなプチプチが全て花の蕾と知って驚いた方もいらっしゃるでしょう。
アブラナ科のブロッコリーは黄色い花を咲かせるそうですが、花が咲く前のものを出荷します。
ブロッコリーは、天候によって一晩で大きく育ってしまう事もあり、収穫のタイミングを見極める事が難しい日もあるそうです。
お二人に良いブロッコリーの見分け方を教えていただきました。
まずは、見た目で深い緑色をしている事。キレイなドーム型で花蕾がしまって固いものを選んでください。これはスーパーでブロッコリーを買う時にも役立ちそう!
実際に花蕾の部分を触って比べると、育ちすぎたブロッコリーはフカフカしていて色合いも全く違いました。木田さんと萩中さんの畑で採れるブロッコリーは味が濃く、茹でたては芯までホワホワとした食感でとても美味しいので、そのまま召し上がっていただくのが一番のおすすめです。
ブロッコリーは、マヨネーズとの相性抜群! 他にも、わさびマヨネーズ、柚子胡椒をアクセントにした味変の楽しみ方や、さっぱりとしたポン酢もお二人のおすすめの食べ方。
ゴマ油を使って中華炒め、夏野菜カレーに入れても美味しいですよね!
溢れ出るブロッコリーレシピに、ちょうどお昼どきにさしかかり奥島のお腹も鳴り出す始末となりました。
夏野菜で元気いっぱい!
「道産ブロッコリーと完熟トマトのアンサンブル 香ばしいバターパン粉を添えて」
は7月21日(土)~8月31日(金)の洋食ランチビュッフェで!
木田農園×萩中農園×フードマイスター奥島
による、お皿の上のアンサンブルを是非お楽しみください!
札幌農家直売所「とれたす。」さんはホテルから車で約五分ほどの所にあり、新鮮な野菜がいつでも手に入ります!
近くに来られた際には、是非足を運んでみてくださいね!
この看板が目印↓↓