- 2018.11.17
フードマイスター奥島と行く! 食材巡りの旅④~YUMEYASAI 編~
「フードマイスター奥島と行く! 食材巡りの旅」は、近郊でとれた食材を作っている方の元へ実際に足を運び、その食材について「知る、見る、味わう」を体験し、食材を生かした一番おいしいメニューを考案したい! と言う思いからスタートしました。
今回の注目食材は、今をときめく石狩の農業女子、生産者の波多野夢子さんがプロデュースする「YUMEYASAI」の人参です!
取材当日はあいにくの雨天となりましたが、人参カラーの防寒着を着こんだ奥島は気合十分。雨にも負けず石狩の農場へ向かい、YUMEYASAIの人参畑を見学させていただきました。現在、農場ではほとんどの野菜は収穫を終えているとの事でしたが……つい最近、越冬の準備を始めた大根畑のずーっと奥に、同じく越冬用に残されていた人参の畑を拝見する事ができました。
雑草ひとつなく整えられた畑は、人参が生えている列ごとに高い畝(うね)が作られ、そこにYUMEYASAIの人参はスッポリ頭のてっぺんまで土の布団にもぐり、青々と茂る葉っぱだけをのぞかせていました。これは越冬のために、人参の長さの分だけ土を盛り上げるからなのだそうです。
YUMEYASAIの農場で作られている人参は「向陽2号」。
その特徴は根部が頭からお尻の方まで良く太り、美しい鮮紅色をしている事。
特にYUMEYASAIの人参は抜群に甘く美味しいのです。そんなYUMEYASAIの人参(向陽2号)を使用した北海道フードマイスタープロデュースメニュー「石狩YUMEYASAIの人参ときのこといかのとも和え」。
このメニューに使用している人参は、大小のサイズが混在する規格外の物も使用。波多野さん曰く、「規格外の野菜だから味が落ちる訳ではないです!」との事で、
実際に調理をしてみて、波多野さんがおっしゃっている事を強く感じました。
「とも和え」とは、和えるものとあえる衣(ソース等)の材料が同じである和え物の事を言います。今回は人参で千切りにして湯がいたものと、同じ人参のピューレを加えたドレッシングでアクセントをつけました。
きのこの食感といかの旨味、YUMEYASAIの人参を、丸ごと楽しめる一品に仕上げました。フェア期間は12月21日までとなっております。
夢がいっぱい詰まった「YUMEYASAI」×北海道フードマイスター奥島のコラボメニューをお楽しみください。※次回の注目食材はホックホクの「じゃがいも」です。
冬休みの期間、YUMEYASAIとのコラボメニュー第2弾「石狩YUMEYASAIのじゃがいもとツナのニース風サラダ」が登場します。YUMEYASAIとは?
YUMEYASAIは波多野夢子さんの名前にもある“夢”と“人の夢を叶える”という想いが込められたブランドです。やってみたい事を叶えていく農家として今年の夏は子供20名を農協へ招き収穫体験を行ったり、イベントやセミナーでの講演など農業人としての活動にも積極的に取り組まれていらっしゃいます。
波多野さんが農業を始めたきっかけを伺いました。
「小さい頃から家業(農業)のお手伝いをしていたので、夏休み期間は畑でお手伝いをしたり、じゃがいも掘りも慣れていました。」
波多野さんは食について学べる高校へ進学し、そこでの貴重な体験もきっかけとなったそうです。その後、デザインに興味を持ち、デザインを学び、2年後に就農されました。
波多野さんの畑では主に根菜類(じゃがいも、玉ねぎ、長芋、ごぼう等)を中心に季節によっては豆類、葉茎菜類、お客様の要望に応じて珍しい西洋野菜など多種多様な作物の生産に取り組み、SNSを活用し全国へYUMEYASAIの魅力を発信し、自ら販売も手掛けていらっしゃいます。
波多野さんのモットーである「農業を楽しまなきゃ!」という姿勢は、とても素敵でした。石狩の農家YUMEYASAIのお野菜が買えるお店
・イオン石狩緑苑台
・イオン手稲山口店
・JAいしかり とれのさと
・くいしんぼうのやおや「ぐらっとん」
・スマホアプリ「ポケットマルシェ」